YouTube | Facebook | X(Twitter) | RSS

赤岳登山と Mammut Night 2017

2017/12/24 (日)

今年もやってきました赤岳鉱泉の Mammut Night。一昨年からクリスマスに近い土曜日の夜に八ヶ岳の赤岳鉱泉で行われるイベントです。マムートがスポンサーになって山の安全講習+クイズに答えて豪華マムート製品を当てるというものです。

12月に入っても赤岳鉱泉の Webサイトにイベントの開催が案内されてなくて今年はないのかと思っていましたが、一週間前にマムートの Facebook でイベント告知が掲載されたのを見て急遽参加を決めました。

(マムート Facebook ページより引用)

天気予報では 23日は登山日和なものの 24日は厳しいと出ていたので、赤岳の登頂は 23日中に終わらせておいた方が良いと判断しました。ただ、電車だと始発で新宿駅~(JR)~茅野駅~(バス)~美濃戸口に向かうと10時過ぎの到着となり、日中に赤岳を登頂して赤岳鉱泉まで下山するのは厳しいと思い、早朝に美濃戸口に到着する深夜バスを使うことにしました。

毎日アルペン号

このバスで深夜出発して美濃戸口に朝4時半に到着すれば、午前中には赤岳に登頂できる計算でした。

1日目(竹橋~美濃戸口~赤岳登頂~赤岳鉱泉着)

当日は東京竹橋の毎日新聞本社前から 23時に出発し、早朝 4時30分に美濃戸口に到着します。4列シートのハイデッカーだし、移動時間も5時間ちょっとなのでほとんど眠ることはできませんでした。

5時に美濃戸口を出発し、1時間で美濃戸に到着。ここから南沢ルートで行者小屋を目指します。標準だと 2時間の計算ですが、積雪なのと十分な睡眠時間が取れていない理由で行者小屋に着いたのが 10時30分。かなりの時間を要してしまいました。

行者小屋からはストックをピッケルに持ち替えての登山。ここから赤岳山頂まで 2時間の計算でしたが睡眠不足がたたって 3000mもない山なのに気分が悪くなる一歩手前の状態になってしまい登頂したのが 13時30分。普段の倍時間がかかっています。記念撮影をして、今回の目的であるドローンを山頂から飛ばし(山頂におられた方からは許可をもらい)ます。ドローンはやや強風でびびって遠くまで飛ばせなかったので赤岳の勇壮感を撮ることはできませんでした。

そして下山の途につくのですが、頭がふらふらするのに加えて足がつりそうになります。水は十分に持ってきてたのですが塩分を取っていなかったのが敗因です。塩飴とかスポーツドリンクを持ってくるのが次回への反省点です。

さらに追い打ちをかけるようにデジカメ(OLYMPUS TG-3)が壊れます。電源スイッチを入れてもうんともすんとも言わなくなってしまいます。

さらに、少し急な斜面があったのでシリセイダーを試したら枝にパンツを引っかけて生地を裂いてしまうことに。ヒップそりを持ってくれば良かった。

なんとか 17時に赤岳鉱泉に到着。なんとか明るいうちに行程を終わらせることができました。

1日目(夕食~Mammut Night)

無事に山小屋まで下山して受付を済ませます。遅くに到着したせいか、今回の部屋はこたつ付きの小部屋でした。前回は大部屋で入り口近くだったためかなり手狭でしたが、今回はかなり優雅な夜を過ごすことができました。夕食は一番遅い 18時30分を案内されたので、荷物を整理して 1時間ちょっとこたつでまったりしていました。まずは下から持ってきたノンアルで喉を潤します。そして無駄に持ってきた GPD Pocket を広げて撮った写真や動画を確認し、Kindle アプリで本を読みます。夕食はこの時期恒例なのか、ステーキです。12時間以上歩いたせいか、なによりもおいしくいただけます。

そして、19時30分から Mammut Night がはじまります。2部構成で、第1部はアバランチ ギア(遭難用の装備)としてビーコン、プローブ、スコップ、といった基本的装備の紹介と使い方。特に今年新製品となるビーコン Barryvox S の紹介と特徴に関する説明でした。

マムート MAMMUT Barryvox S 2710-00140 Japan(1013) ONESIZE Japan(1013)

マムート MAMMUT Barryvox S 2710-00140 Japan(1013) ONESIZE Japan(1013)

59,400円(11/21 03:58時点)
Amazonの情報を掲載しています

第2部はクイズ大会。クイズに正解してマムートの豪華グッズをプレゼントというものです。残念ながらクイズに当たっても複数正解者からじゃんけんで絞り込むところで毎度負けてしまい、今年も戦利品は得られませでしたが、参加賞としてステッカーをもらえたのが唯一の救いでした。

Barry(バリー)が山岳救助犬の名前ということは一生忘れないでしょう。

今回のイベントにはマムート ジャパンの社長も参加されていたのですが、せっかくなのでイベント終了後に記念撮影をお願いしたら快諾してくださいました。そのときに「今年はカレンダーが少なかったようで気づいたらイベント配布が終わってたんですよね。」と話したら「住所を教えてくれたら送りますよ。」とおっしゃっていただき、イベントに参加した甲斐があったとつくづく感じました。ありがとうございます。

2日目(赤岳鉱泉~地蔵の頭~赤岳鉱泉~北岳ルート~美濃戸口)

前日に赤岳登頂を終わらせたこともあり、翌朝はゆっくり目に起床して 7時に朝食、8時に出発。天気予報と異なり 2日目も天気は穏やかで腫れています。こんなことなら十分睡眠を取って土曜日朝出発でも良かったと思いつつ、阿弥陀岳を登るルートを目指して出発します。今日の目標は森林限界まで登ってドローンの撮影を行うこと。昨日赤岳はでは良い映像が納められなかったので今日の登山でそれを目指します。帰りのバス時間があるので時間の許す限り上まで登り、撮影して下山するというものです。

地蔵の頭という阿弥陀岳手前の稜線まで登り、ドローンを飛ばします。山肌場での風はそうでもないですが、上空は 10m/s 弱あるようで、かなり強風警告が出ていました。何はともあれ、撮影は無事終了。このシーンを赤岳で撮りたかった。

稜線での撮影後、赤岳鉱泉まで下山して鉱泉付近もドローンで撮影。自分の撮影を終了した後でドローンの音がしたので周りを見回すと、行者小屋付近から Mavic Pro を飛ばしている人がいるようでした。

そして美濃戸口で風呂に入り、帰りも毎日アルペン号で新宿まで戻ります。途中ビックカメラにカメラの修理依頼をして今回の山行は終了です。山頂の記念写真は撮れていたのと、5年保証の範囲内だったので良しとしましょう。ただ、パンツが破けたのは痛かった。

新宿でデジカメを修理に出して帰宅

そして帰宅後、洗濯物だけ取り出しあとはそのまベッドへ。荷物はこのまま翌日まで放置されます。

片付ける気にならず

後日

そして年末、ポストをあけるとマムートから 2018年カレンダーが送られていました。しかもステッカーとキーホルダー付きという粋はお計らいです。社長ありがとうございました。大切に使わせていただきます。

後日届いたカレンダー

マムートはゴルフを始めた 2009年末に出会ったので 9年が経ったということになります。これからも長く愛してきたいブランドとして使っていきます。

  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『"地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

-日記, 登山 / アウトドア
-