ArcSceneの表示で最低限必要なパラメータは観測点位置、目標点位置、視野角、ロール角(ステレオ表示の場合は眼間隔・視差・表示方法)です。その他の設定は基本パラメータに影響を与える関連設定となります。ArcObjectsを使用すると設定可能なパラメータは増えますが、こちらも同様に基本のパラメータに影響するもので、ユニークな設定ではありません。
ArcSceneでの設定項目:9項目
ArcScene > 表示 > ビューの設定 設定可能項目
マニュアル
「ArcGIS 3D Analyst ユーザーズ ガイド」の第7章:3Dビジュアライゼーションに記載されています。
(ヘルプの場合は、「エクステンション」>「3D Analyst」>「3Dの環境の表示」)
「ビューの設定」ダイアログに関しては、207~209ページに記載されています。
(ヘルプの場合は、「エクステンション」>「3D Analyst」>「3Dの環境の表示」>「ビューアの設定の変更」)
位置
観測点(X・Y・Z)
目標点(X・Y・Z)
表示特性
表示方法(三次元表示・二次元表示・ステレオ表示)
ロール角度とピッチ(ロール角度・ピッチ角度)
視野角
ステレオ表示(表示特性-表示方法をステレオ表示に設定時)
メソッド(ShutterGlass・Red/Blue anaglyph・Free)
眼間隔
視差
左右のビューを反対にする
3D表示に関する設定
ArcObjectsによる設定:16項目
-ICamera
Azimuth :水平角
DisplayType :表示特性-表示方法(ステレオ・非ステレオ)
Inclination :鉛直角
Observer :観測点(X・Y・Z)
ProjectionType :表示特性-表示方法(三次元・二次元)
RollAngle :ロール角
Rotate :回転
Target :目標点(X・Y・Z)
UpDirection :3次元ベクトル方向(3DVector)
ViewFieldAngle :視野角
ViewingDistance :観測点と目標点の距離
-IStereoCamera
EyeSeparation :眼間隔
EyeType :眼種別(左・右)
LRViewFirst :最初に表示する眼種別(左・右)
Parallax :視差
StereoViewType :ステレオ表示-メソッド