米国ESRIで無償でツールやサンプルプログラムを公開しているArcScriptsというサイトがありますが、ここで「ArcPhoto」というアドインが公開されています。
ArcPhotoは、EXIF情報のある写真の取り込み、EXIF情報のない写真にユーザの対話操作で情報を与える、GPXファイルの取り込みやEXIF情報のない写真とのマッチング、3D用のビルボード作成など多彩な機能を持っています。ArcToolBoxのツールも充実しています。対応バージョンは9.2以上と書いてあるので来月国内でリリースされるArcGIS 9.3でも動作するのだと思われます。
ArcPhoto自体は1年ぐらい前から公開されてましたが、11月25日のアップデート(1.3.1)では、米国ESRIで公開されてるのに、なんと日本語に対応しています。
インストーラ自体は英語ですが、メニュー中で「Japanese」を選択するとツールの名称が日本語になりました。その他の言語は英語とドイツ語で表示できるみたいです。さらに、スタートメニューに追加されたArcPhotoのDocumentationを開くと、マニュアルのHTMLも日本語で提供されています。
これは現地調査などでかなり使えそうですが、それよりも米国ESRIで日本語に対応したツールが公開されたことに驚きです。
ArcPhoto ダウンロード
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2009年07月28日 追記
ArcPhoto Tool 1.4がリリースされました。
- バグ修正
- IPTCヘッダにも対応
- バッチで位置情報の特定ツールの移植
- ArcPadとArcGIS GPSトラッキングファイルからルートへ変換する機能追加
- 新しいインストーラを採用(インストーラも日本語になりました)