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日本のGISコミュニティは誰が広げているのか

2008/10/15 (水)

前の記事を書いてて、こんなエピソードを思い出しました。いろいろ思うことが出てきたので別の記事にしました。 以前、 「地理空間情報活用社会における空間的思考力の育成と人材育成―米国地理教育の実践と日本における課題―」 というGIS教育に関するシンポジウムに参加した際、最後の質疑応答でとなりに座っていた人がこんな質問をされてました。

米国ではESRIのような民間分野が業界を率先してGISの普及に貢献しているが、日本ではそのような企業はないのですか?

その方はアメリカの大学で研究をしている日本人でしたが、それに対してパネラーの某超一流大学の超有名教授が一言。

日本には、ESRIのような企業はないですね。ただ、"GIS NEXT"といった業界専門誌を発刊したりと民間分野でも業界を広げていく活動をしている団体はあり、少しずつですが裾野は広がっています。」

日本にはESRIのような企業はないのか。。。 たしか、日本にもグローバルGISコミュニティを創造する企業があったような気がしたのですが、GIS業界を最先端でリードされている先生がそう考えられているということは、他のユーザも同じ考えなのでしょうか。 ざっと考えると、国内のGISコミュニティといえばてくてくGISが最初に思いつくし、運営されている方はこれもまた有名な教育分野の方。日本のGISの裾野は教育分野の先生方が広げてられる印象を強く受けます。 民間分野でもいろいろ活動してるとは思うのですが。

  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『"地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

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