ユニコーンガンダム、お台場に立つ。2017年9月27日からお台場に展示されるユニコーンガンダムの立像イメージを ArcGIS Earth で作るとこうなります。
8月22日に ArcGIS Earth 1.6 がリリースされました。Esri の ArcGIS Blog によると、このバージョンアップで以下の機能が加わりました。
- 新規データのサポート
- 3D モデル データの読み込み
- ローカルに保存されたラスター データの読み込み
- 新規機能
- ArcGIS Online に対してバッチ ジオコーディングの対応
- 起動レイヤーをグループ化する機能
- エレメント描画のポップアップ エディターを強化
- セキュアな環境のために ArcGIS Online への自動呼び出しを無効無効化する機能
- 機能拡張
- CSV と TXT ファイルの UI/UX 強化
- バッチ ジオコーディングで複数フィールド、シングル フィールドの選択
- 住所ジオコーディングに失敗したアイテムの再照合
- CSV と TXT のポップアップ表示構成の強化
- CSV、TXT とシェープファイルのエレメント描画におけるカラー ピッカーの強化
- より多くのアイコンと新しいデータの読み込みインジケーター
- 自動化 API の追加
- カメラ情報の取得・設定を含むカメラ ナビゲーションとフライ アニメーション
- データの追加、ワークスペースからレイヤーの削除を含むデータの操作
- ビューのスナップショットを取得
新規に対応したフォーマット
以下の 3D モデルの読み込みに対応しました。
- 3Ds Max 3DS (.3ds)
- Collada (. dae)
- Autodesk (. fbx)
- AutoCAD DXF (.dxf)
- Wavefront Object (.obj)
- DirectX X (.x)
- Stanford Polygon Library (.ply)
- Stereolithography (. stl)
- Industry Foundation Classes (IFC/Step) (.ifc)
以下のラスター データ フォーマットの読み込みに対応しました。
- *.img
- *.tif
- *.png
- *.dt0, dt1, dt2
- *.jpg, jp2, j2k
- *.hgt
- *.ntf
- *.gen
これまでラスター データを表示するには、ArcGIS Pro や ArcMap でタイル パッケージを作成するしかありませんでしたが、今回のバージョンアップで直接ファイルを読み込むことができるようになりました。
ArcGIS Earth 上に直接追加できるフォーマットがかなり増えました。ということで、無償でダウンロード可能なガンダムの Collada データを読み込んでみました。
建物の 3D データがないので後ろがさみしいですが、こんなイメージで配置されることでしょう。データはこちらからダウンロードしました。
CSV、TXT ファイル追加ダイアログの拡張
ArcGIS Online の住所ジオコーダーを使用して、CSV や TXT に含まれている住所フィールドを使って ArcGIS Earth 上にポイントを追加することができます。この追加ダイアログの UI/UX が進化しました。
config.xml の拡張
ArcGIS Earth は、config.xml をカスタマイズすることでポータルの URL を変更したり、ベースマップ(Basemap)、標高(Terrain)サービスの URL も変更できます。バージョン 1.6 から、ArcGIS Earth 起動時に特定のレイヤー グループを指定できるようになりました。
API の追加
これまで ArcGIS Earth をプログラムで制御することはできませんでしたが、今回のバージョンアップで簡単な操作がプログラミングできるようになりました。これでデータの追加、削除とカメラワークが制御できます。
ヘルプとサンプル プログラムが用意されています。
個人的には API 対応した点に興味があります。