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ジェルパッド サドルとサスペンション シートポストの実装

2017/4/9 (日)

自転車のロングライドで一番やっかいなのが股ずれ、お尻の問題です。切実な問題です。そんなお尻対策で実践した 2つの方法を紹介します。

サドルの交換で改善

お尻と相性の良いサドルに出会うためのグレートジャーニーを「サドル沼」と呼ぶそうですが、私は薄っぺらいサドルにこだわっていないのでジェルパッド入りのふかふかなものを使っています。初代のサドルは先代のミニベロに取り付けてたものなので、今のロードバイク用に買ったものとしては初代になります。

このサドルは真ん中が割れているので長時間シッティングしても会陰部の痛みがありません。詳しくは書きませんが先代のサドルだとブルベに参加すると必ずトイレが苦痛、というか激痛でした。が、このサドルに変えてから何km 走ってもトイレの苦痛は出なくなりました。股ずれも 200km 程度は難無く普通に走られるようになりました。

サスペンション シートポストで改善

私が参加しているブルベは 600km まであって(ブルベとしては最長 1200km があります)、300km 以上になるとこのサドルでも股ずれの問題が生じます。これまでの 400km や 600km は後半ほとんど立ちこぎでしのいでいました。

この問題を解消するべく、サスペンション シートポスト(シートピラー)を購入してみました。ロードバイクをコンフォートのカーボンとかクロモリにすれば良いのではないかという意見もありますが、予算の都合上今のバイクでなんとかできる最後の手段として選択したのがサスペンション シートポストなのです。

お店の人から聞いた話だと、サスペンション シートポストは以前に比べてブームは去ったそうです。店舗にはなくてネット ショップでしか見つかりません。

大きく分けて2つのタイプがあります。

  • ストレート式
    シートポストの方向に上下する
  • パンタグラフ式
    平行四辺形の形状になっていて上下に伴い前後する

振動の方向とサスペンションの稼働方向

自転車の振動は地面と垂直に上下する訳ではなくやや後ろから突き上げる方向になるので、ストレート式よりはパンタグラフ式の方が自然な方向に可動する形となります。

しかし、当初愛車の ANCHOR RA6 EQUIP はシートポストが 31.6φで、当初ストレート式しか愛車に合う物が見つけられませんでした。

ZOOM φ27.2/31.6×350mm 油圧サスペンション シート ポスト

値段もそこそこだったので最初はこれを購入して取り付けます。このメーカーはレビュー記事が無かったので動画も撮ってみました。

想像していたとおり、ストレート式だとやや引っかかった感じがしましたが、それでもないよりはマシという感じです(衝撃を吸収してるっぽいのはアームの振動吸収です)。

シートポストの裏側にバネの堅さを調整するねじがあり、六角レンチで回して調整します。

ZOOM サスペンション シート ポストの調整ねじ

SR SUNTOUR(エスアールサンツアー)サスペンション シートポスト SP12-NCX

しばらくしてあまりにシートポストを検索しまくったせいか、リコメンドに出てきた広告に眼がとまり、パンタグラフ式を入手します。

これは想像通り後ろ下からの突き上げを自然に流してくれるのでストレート式より効果が高そうです。こちらもシートポスト裏にバネの堅さを調整する六角レンチ穴があります。SP12-NCX の難点はカバーがタイトなところ。もう少しゆとりのあるサイズが望ましいです。

サスペンション シートポスト SP12-NCX ソフトカバー

その他

パンタグラフ式では他に、BODYFLOAT というメーカーが気になるのですが、日本では販売していないようです。動画を見る限りこれが一番道路の振動を吸収思想です。

もう一つクラウドファンディングで募っている Rinsten Spring も気になります。

サスペンションはまだ近所を数km 走っただけなので、いずれにしても 200km 以上走ってみないと効果は判断できませんが、投資もしたのでブルベへの意欲を維持して頑張ってみます。ブルベ以外でもロングライドして効果を確認してみます。

まとめ

今回サドルとサスペンション シートポストでお尻の痛みを解消する方法を紹介しました。そもそも、サスペンション付けたらペダルの力がストレートに伝わらないとか、痛みに耐えられるよう鍛えればいいとか、ロードバイクにこんなのはカッコ悪いとかいう意見もあるでしょうが、

ブルベは完走(生)かリタイア(死)しかなくタイムを競う競技ではないのです

カッコ悪いとかどうでも良いのです。そういう方だけご参考ください。

  • B!