前回のブルベを受けてスマホに代わる日中でも見やすい GPS 受信機を考えています。
ブルベの参加者を見ているとガーミンの eTrex (30、30x、30xJ、20 含む)が圧倒的なシェアを誇っている。これを買おうかと思ったけど、ややパフォーマンスが低いという記事を見たので実機を確認したいと思って、代々木にある GPSストアに伺いました。
本命だった eTrex30x(J) の実機を見せてもらい動かすともっさりしすぎてて動作が遅かったです。eTrex30 と eTrex30x を比較すると解像度とメモリ容量は上がってスペックが向上したと思っていたけど、チップの性能は上がってないので高解像度の分だけ動作が遅くなったとのこと。そのため、実は eTrex30 の方がさくさく動くそうです。
これは元のディスプレイメーカーが倒産したために解像度の違うディスプレイが出てるとのこと。解像度の高い方が良いに決まっていると思ってたけど、解像度は低い方が外でくっきり見えることこと。eTrex30x でも反射型液晶なので晴天下でも見やすかったけど、eTrex30 の方が見やすかったのだそうです。
また、最近ネットで調べているとガーミンのハンディ GPS が軒並み安くなっていたのだけど、その理由が eTrex Touch J がリリースされるためと予想されている。
eTrex Touch は eTrex をタッチパネル版にしたようなもので、2015年夏に海外ではすでにリリースされているが、日本版がそろそろ出るのではないかと噂されている。だいたい旧モデルの値段が落ちて 1 ヶ月ぐらいすると新しいモデルが出るそうです。
もう一つ OREGON650 も候補として考えていて、これは実機を触るとサクサク動いて使いやすそうだった。グローブ装着状態でも使える静電式タッチパネルでピンチイン・アウトも可能だ。
eTrex Touch は Bluetooth も内蔵していてスマホとも連携できそうなのでこの実機を触ってから考えてみます。
ちなみに国際版である eTrex Touch は TKA Planet から購入することができます。
ガーミンGPS の用語
まだガーミンの GPS は操作したことがないですが、いまいちよく分からない用語があったのでお店の人にいろいろ伺いました。
ルート
始点から目的地を指定して示される最短経路のこと。時間優先や距離優先などが設定できる。これは普通のカーナビにある目的地の検索と変わらない。なのであえて数百キロ走ってすぐ裏の公園が目的地となるブルベには向かない。
経由地を設定する方法があるが、ほとんどの機種は 50 店しか打てないので 300km を超えるブルベには使えない。ブルベのルートは交差点さえ別れば良いので、交差点を経由するように直線で指示する方法も考えられる。これなら 250 点を経由させることができるので 600km にも対応できる。
軌跡(トラック)
これがブルベで使うルートとなる。ルートラボなどから入手した GPX ファイルなどを元にあらかじめルートラボから入手したGPX をベースキャンプ経由でインポートして使えばよい。図形の形状から自動的に判断して右左折を示してくれる。ビープ音もならしてくれる。
ウェイポイント
マップ上に打つポイント。PC(チェックポイント)を打つのに使える。
前回のブルベから曲がる交差点にもポイントを打った方が良いと気づいたので活用したい。
まとめ
40 時間走行が必要なブルベでは GPS のバッテリー稼働時間が重要な要素となるため、20 時間以上稼働する eTrex シリーズが有力候補だったが、パフォーマンスとサイズを考えると eTrex Touch が良いかもしれない。バッテリーが公称 16 時間なのがキツいが乾電池で交換可能なので無視して良いデメリットだろう。
あと、eTrex Touch だと OpenStreetMap を使った地図のルート検索はできないらしい。フリーの地図が使えないのだがこれは日本の代理店というよりも米国ガーミン社の方針によるものらしい。これもお店の方が予測だが、これまでのシティナビゲーターに代わる公式に安い(か無料の)データがリリースされるのではないかと言われていた。
ということで、6月に出るかもしれない eTrex Touch の実機を見てみて、日本版を買うか国際版を買うか検討します。