今年度の 2016 年度から、放送大学で「地理空間情報」と冠した講義がはじまっています。久しぶりに「テレビで見る GIS」で、まさにカテゴリどおりです。
誰もが自由に地理空間情報を利用できる時代になり、生活者にとって有益な地理空間情報サービスシステムが至る所に存在するようになった。生活者の、安心・安全、利便性を目的としたサービスや先端の技術を使った地理空間情報システムの紹介を通して、生活における地理空間情報のニーズ、システム構築に必要な技術、地理空間情報の表現・分析方法について解説し、現代における地理空間情報システムの存在意義について考える。
(放送大学 Web サイトより引用)
- 放送時間:
(金曜)22時15分~23時00分 - 講師:
川原 靖弘 (放送大学准教授) 先生
関本 義秀 (東京大学准教授) 先生 - シラバス:
GIS に関する基礎から応用までを網羅しています。
私の学部生時代は十分なソフトウェアのライセンスがなかったため、履修科目の半分以上は理論を教える講義でした。しかし 4 回生になって教育ライセンス(複数ライセンス)が導入されると、GIS ソフトウェアを操作に重きが置かれ、講義だけの科目は少なくなりました。今は大学でどういうシラバスを組んでいるのか分かりませんが、講義による基礎の理解は必要だと考えます。
実務でやっているとなんとなくでも操作はできるようになりますが、基礎知識は学ぶ機会が(自らか、他人からか)与えられないと知り得ません。当時は「講義を聞くだけだとつまらない」と思っていましたが、今振り返るとあの講義を受けて良かったし、もっと前のめりに学んでおくべきだったと反省しています。
そもそも GIS に関する科目数が十分でなかったり、科目内の一コマとして GIS を取り上げている程度の大学も多いので、なおさら基礎知識を学ぶのは大変です。
そこで私もこの放送を視聴して復習します。