ArcObjectsで大圏コースを求めることができるIGeoPolylineというインタフェースがあるのですが、これの使い方で分からないことがあってググったら2番目に(投稿時点で)台湾のページが引っかかりました。中国語でもコードだけ見れば分かるよなとサイトを開くと、なにやら違うソフトのページが、、、その名も
「SuperGIS」
SuperGeoという台湾の会社が開発しているようです。マニュアルも見つかったので開いてみると、ソフトの画面がどっかで見たことのある画面。マニュアルの感じもArcGISそっくり。
TOCは左右逆にしただけ。さらに、洗練(簡略化)されたシンボル選択ダイアログ!
■マニュアル(英語)
■マニュアル(中国語) (こっちにはAPIも掲載されてます)
製品ラインナップをみると、カテゴリがDestkopGIS、ServerGIS、DeveloperGISと分かれており、まさにシンクロナイズ!
そしてこのSuperGIS、Desktop製品にはちゃんとVBAまで搭載されています。解説を読むとCOMテクノロジで作られているらしい。その名も「SuperObjects」。マニュアルにいくつかインタフェースの使い方が載っていました。驚愕しました。
ArcObjectsの超廉価版。よく使うインタフェースを46/4798(約1/100)に凝縮!
さらに、ディストリビュータ紹介ページを見ると、日本にも代理店があるみたいです。ローカライズして販売しているのか気になります。日本の代理店を見ると、韓国のリモセンソフトも扱っているようですが、これまたどこかで見たことのあるユーザインタフェース。
総評:これならArcGISユーザは何の苦もなく乗り換えできます(笑)
SuperMapといい、恐るべし中華の力。
ちなみに、冒頭のIGeoPolylineはMilitary Analystをインストールしないと使えない機能です。名前だけ聞くと、¥戦闘解析シミュレーションとかできそうな感じですが、普段の操作にも使える便利機能が備わってます。これは別の機会に紹介します。
2008-07-06追記
さらに検索すると、「Super Map Object Model」なるPDFが公開されていました。これを見るとArcObjectsというよりはMapObjectsですね。