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ルート イベント レイヤーの作成

2016/9/1 (木)

ルート イベント レイヤーを作成するには、まず取得したカバレッジ フィーチャクラスを下記方法でルート イベントのデータ ソースとして設定します。

  1. IRouteLocatorName 型の変数を宣言し、新規 RouteMeasureLocatorName オブジェクトをセットします。
  2. IRouteLocatorName 型オブジェクトの RouteFeatureClassName と RouteIDFieldName プロパティを設定します。
  3. RouteFeatureClassName には、IDataset 型オブジェクトを IFeatureClass オブジェクトからキャストして取得し、さらに IName 型オブジェクトを IDataset 型オブジェクトの FullName プロパティの戻り値から取得して設定します。
  4. RouteIDFieldName には、ルート識別フィールドを文字列で設定します。

・IRouteLocatorName インターフェイス
http://resources.arcgis.com/en/help/arcobjects-net/componenthelp/index.html#//0025000007v8000000

次に、ルート イベントのプロパティを設定します。

  1. IRouteEventProperties2 型の変数を宣言し、新規 RouteMeasureLineProperties オブジェクトをセットします。
  2. IRouteEventProperties2 型オブジェクトの EventRouteIDFieldName プロパティを設定します。
  3. EventRouteIDFieldName プロパティには、ルート識別フィールドを文字列で設定します。
  4. IRouteEventProperties2 オブジェクトを IRouteMeasureLineProperties 型にキャストし、FromMeasureFieldName と ToMeasureFieldName プロパティを設定します。
  5. FromMeasureFieldName には、始点メジャー値フィールドを文字列で設定します。
  6. ToMeasureFieldName には、終点メジャー値フィールドを文字列で設定します。

・IRouteEventProperties2 インターフェイス
http://resources.arcgis.com/en/help/arcobjects-net/componenthelp/index.html#//0025000007ts000000

  1. IRouteEventSourceName 型の変数を宣言し、新規 RouteEventSourceName オブジェクトをセットします。
  2. IRouteEventSourceName 型オブジェクトの EventTableName、EventProperties、RouteLocatorName プロパティを設定します。
  3. EventTableName には、IDataset 型オブジェクトを Excel テーブルを取得している ITable オブジェクトからキャストして取得し、さらに IName 型オブジェクトを IDataset 型オブジェクトの FullName プロパティの戻り値から取得して設定します。
  4. EventProperties には、IRouteMeasureLineProperties オブジェクトを設定し、RouteLocatorName には、IRouteLocatorName オブジェクトを設定します。

・IRouteEventSourceName
http://resources.arcgis.com/en/help/arcobjects-net/componenthelp/index.html#//0025000007v4000000

  1. 作成した IRouteEventSourceName オブジェクトを IName 型にキャストし、IName型オブジェクトの Open メソッドからルート イベントを IFeatureClass 型のオブジェクトとして取得します。
  2. フィーチャクラスを空の IFeatureLayer オブジェクトのデータソースとして設定します。
  3. ルート イベント レイヤーをマップ上に追加します。

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  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『"地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

-プログラミング, ArcGIS
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